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町のとっておきの場所 横須賀・秋谷「安達造園株式会社」
2026.01.16 金
ℍachiがご紹介する町のとっておきの場所…
横須賀 秋谷 — “自然と人の物語を紡ぐ庭づくり”
横須賀市秋谷の前田川沿いに事務所を構える、安達造園株式会社さん。
そこには「裸で山に放り出されても、自分の力で生き抜ける人間になりたい」という想いを胸に、この道30年を歩んできた、代表の安達聡悟(あだち そうご)さんがいらっしゃいます。
高校卒業後、進学の選択肢がなく、生活のために手近な縁を頼ってこの業界に飛び込んだ安達さん。仕事を通じて「生きる力」を鍛えてきたと語るその目は、精悍でありながら、話すほどに優しさがにじみ出ます。
ひとつひとつ丁寧に

庭づくりとは、単なる“緑を植える仕事”ではありません。
石・土・木という自然素材を扱い、その背景にある土地の歴史や風土、人々の暮らしに寄り添いながら、物語のある空間を創ること――安達造園が大切にしているのは、そんな庭づくりです。自然素材との対話を重視し、素材をただ使うだけではなく、長い時間と手間をかけて下ごしらえをし、素材本来の力を引き出す丁寧な工程を大切にしています。石積み、土壁、版築などの伝統技術は、人の手を経て豊かな空間を生み出します。
それは素材の可能性を探求する旅でもあり、日本各地を巡って質の良い石や土、砂を探し出すこともあるといいます。そんな職人たちの手仕事は、既製品にはない満足感をもたらします。さらに安達造園は、ランドスケープを軸に、建築や周囲の景観とも調和させながら住環境全体を見渡し、質の高い造園をトータルにプロデュースします。
妥協なき仕事への姿勢

安達さんが特に力を注いでいるのが、昔ながらのかまどを現代の庭に再生した~かまどのあるあずま屋:版築くど楽庵~という提案です。これは、土を何層にも積み重ねながら固める版築(はんちく)工法によって造られたかまどで、その断面には地層のような美しい模様が浮かび上がります。
わくわくが生まれるよう、庭づくりに取り組まれている。



版築によるかまどは、雨風にも強く、直火による調理が可能。ご飯を炊くだけでなく、餅つきや芋煮、ピザやパンの焼成など楽しみ方は多彩です。火を囲みながら、気の置けない仲間たちと語らう時間は、日常の中にゆったりとした癒しをもたらします。
また、この空間には休憩目的や眺望を楽しむための、あずまやも組み合わせることで、庭全体を豊かなコミュニティ空間へと変えていきます。
ただ美しいだけでなく、人々が集い、語らい、時間を共有する場所になります。地域コミュニティの輪を広げ、日々の暮らしを豊かにする「おもてなしの空間」を生み出すこと。それこそが安達造園の庭づくりの本質です。
伊豆高原にある本格中国料理、中国茶のレストラン【一酒一茶】にて、中国庭園の日本側実施設計、施工を手掛けられました。


横須賀市芦名にある宿坊、TEMPLE STAY KAN~観~の中庭をプロデュースされました。


「くど楽庵」のアイディアについて伺うと、安達さんは 京都の桂離宮 を訪れた際の体験を語ってくださいました。池のまわりにお茶用と遊び用のあずま屋が点在し、遊び用のあずま屋は池に向かう土間が続く眺めの良いロケーションになっています。その魅力的な空間に感動し、ガーデンキッチンが人気の中でかまどを使った芋煮会やもちつきなどの遊びのある光景を思い描きました。そして、かまどを用いた『くど楽庵』が形になるまでに6年をかけて取り組みました。
安達さんはとても勉強熱心です。仕事の依頼を受けると、その分野に関係する文献や書籍を徹底的に読み込み、準備を重ねて取り組むそうです。
事務所には多くの書籍が並び、その仕事に向けるエネルギーの強さが感じられます。
進化を続ける安達さんの挑戦は、熱い情熱に満ちあふれており、これからもますます目が離せません。











撮影:竹内 弘真
最後までお読みいただきありがとうございました。
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