「きこばダ・ビンチブリッジプロジェクト」子どもたちと地域がともにつくる、摩擦と重力の橋

木古庭子供会で行われる「大工さん教室」が、第４回を迎えるにあたり、10月から新しいプロジェクトがスタートしました。
名づけて 「きこばダ・ビンチブリッジ」
子どもたちが1年間にわたって、釘も接着剤も使わず、木材の重みと摩擦だけで支える “ダ・ヴィンチ橋” の技術を応用した橋を自ら組み上げ、完成後は地域の公園に常設遊具として設置する壮大な挑戦です。

三浦建築高等職業訓練校の理事長先生、副理事長先生が教えてくださります。

この教室は、万匠工務店の村澤さんが陣頭指揮をとって進められています。先生として教えてくださるのは、「教えること」に精通された方々です。三浦建築高等職業訓練校の理事長先生、副理事長先生。また普段から村澤さんがお付き合いのある職人の方々が大工の基礎を徹底的に教えてくださります。

先ずは挨拶から…

■ ダ・ヴィンチの橋とは

500年前、ルネサンス期の天才 レオナルド・ダ・ヴィンチ が考案した構造が「ダ・ヴィンチ橋（レオナルドの橋）」と呼ばれています。この構造の特徴は以下の通りです。

• 接着剤や釘、ワイヤー、ロープといった“つなぎ”を用いずに、木材同士を組み上げて橋をつくる。
• 支えとなるのは「摩擦」と「重力」という、いたってシンプルな仕組み。
  すなわち、木材同士が適切に配置されることで互いに押し合い、重みで安定するようになっています。
• 少ない材料で高い強度を実現できるため、構築も取り壊しも比較的容易とされます。
  

この橋の構造は、実物として広く世に出たものではありませんが、思想・設計としては「部材のどれが欠けても成立しない」＝互いに支え合う構造という点で、工学的にも興味深いものです。

皆さま、笑顔でハイ・チーズ

木古庭子供会では、これまで「大工さん教室」で道具の使い方や木材の扱い、基本的な作業手順を学んできました。

今後1年かけて橋づくりに挑むことで、さらに実践的なスキル・責任感・計画力が育まれます。

これから、私たちはこの「きこばダ・ビンチブリッジ」プロジェクトに継続して注目していきます。
完成が今からとても楽しみです！　　　　　　　　

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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