NEWS
町のとっておきの場所 「逗子竹活＆葉山竹活」
2025.11.13 木
ℍachiがご紹介する町のとっておきの場所…逗子竹活＆葉山竹活を運営する 「地域資源活用(Local Resource project)」
代表の内山学さんは、結婚を機に15年前に神奈川県逗子市へ移住。コロナ禍をきっかけに地域と向き合う時間が増え、豊かな自然と、まちづくりに関心を持つ多くの住民の存在に気づいたことで、地域活性化への思いが一層強まりました。
竹との出会い
そんな中で出会ったのが「竹」。学生時代から関心のあった竹細工を3年前に本格的に学び始め、地元の竹を素材に技術を深めるうち、放置竹林の問題と向き合うようになります。
人の手入れが行き届かなくなると土砂災害のリスクが高まる現状を知り、健康な竹林を維持するためには古い竹の間伐が欠かせないことを実感しました。逗子や葉山でも「竹害」や地滑りのリスクは深刻です。
特に逗子では崖際まで住宅が広がり、かつて天然の土留めとして植えられた竹林が放置され、危険な状態が目立っています。
竹ひご取りをレクチャーしている内山さん
「竹活」プロジェクトの立ち上げ
街の防災力・美観向上・地域資源循環の観点から、内山さんは「逗子竹活」を立ち上げました。行政や自治組織と連携しながら14か所の竹林を整備し、排出される間伐材を地域資源として活用しています。 整備対象はタケノコが美味しい孟宗竹と、竹細工に適したマダケ。これまでマダケを中心に竹細工を行ってきましたが、大型の孟宗竹は扱いが難しいという課題がありました。そこで注目したのが、成長途中の「幼竹（ようちく）」です。
これを早めに間伐することで作業の省力化ができ、さらにメンマの原料にもなることが分かりました。
「逗子の竹活メンマ」逗子の新しいお土産に 逗子葉山発の星座モチーフ竹あかり「バンブープラネタリウム」
竹活のロゴ、逗子・葉山それぞれ可愛いです！
「逗子の竹活メンマ」の誕生
純国産メンマプロジェクトに参加し、逗子市商工会の支援を受けて開発したのが「逗子の竹活メンマ」。地元の漁師・大竹丸さんの協力で、名産「釜揚げシラス」の茹で汁と幼竹という未利用資源をアップサイクル。 羅臼昆布や生姜、純米みりんを使った特製スープに、シチリア産オリーブオイルとニンニクを加えることで、小さな子どもでも食べやすい優しい味に仕上げました。 最近では、漢ダレ本舗さんのラー油で味付けした新作も登場。地域の味として育てていくべく、続いて「葉山の竹活メンマ」の開発にも取り組んでいます。
ドローン×防災で地域に貢献
内山さんはドローン事業者・防災士としての顔も持ち、竹林調査や災害時の情報収集、防災教育などにドローンを活用。市内の小中学校とも連携し、地域の防災力向上に尽力しています。
「バンブープラネタリウム」を防災教育団体「てんでんこ逗葉」さん主催の線香花火Night（＠逗子・亀ヶ岡八幡宮）に展示
「竹を楽しむまちづくり」へ
「竹を楽しみながら、まちの魅力が自然と高まっていくのが理想」と語る内山さん。現在は葉山町でも「葉山竹活」を立ち上げ、活動の輪を広げています。 葉山町の竹林は約210ヶ所のうち8割が孟宗竹、逗子市は約207ヶ所のうち8割がマダケ。両地域の竹の特性を活かし合うことで、相互補完的な竹の利活用モデルを描いています。
すべての活動の根底にあるのは、「この町をもっとよくしたい」という強い思い。
高い目的意識と行動力で竹の循環を進める内山さんの挑戦から、これからも目が離せません。
お忙しい中、取材・撮影にご協力いただきありがとうございました。
⸻ 
竹活メンバー募集中！ 「竹を通じて地域をよくしたい」「竹細工や竹林整備に関心がある」 そんな方はぜひ仲間になってください！
◇お問い合わせ：地域資源活用（Local Resource Project）
◇Instagram：local.resource.project
◇Instagram：逗子竹活
◇Instagram：葉山竹活
最後までお読みいただきありがとうございました。
＃逗子竹活 ＃葉山竹活 ＃地域資源 ＃地域資源活用 ＃防災 ＃防災教育 ＃竹林整備 ＃地域交流 ＃竹細工 ＃竹炭 ＃メンマ ＃環境教育 ＃ドローン ＃まちづくり ＃バンブープラネット
＃リフォーム・リノベーション ＃葉山リフォーム ＃横須賀リフォーム ＃逗子リフォーム ＃８Hachi
ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ショールームは完全予約制となっております。ご来店される際はあらかじめご連絡ください。
葉山町・逗子市・横須賀市・鎌倉市のリフォーム、リノベーション
株式会社Hachi
お問い合わせ Web : https://8hachi.co.jp/contact TEL : 046-854-9762