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町のとっておきの場所 「佐島漁港」

2025.08.01 金

ℍachiがご紹介する町のとっておきの場所…
鎌倉から南へ約15km、三浦半島の中央、相模湾側の西海岸に位置している佐島漁港です。

平安時代初期(およそ800年代)から続く歴史ある港で、地ダコや地魚が特に有名です。横須賀市大楠漁業協同組合佐島支所では
一般的な「セリ」ではなく、入札形式で魚の売買を行います。
仲買人が希望する価格と数量を提出し、もっとも高い入札者が購入できる仕組みです。
海の中は風、潮の流れ、天気など様々な要因で変わるので、毎日同じ魚が獲れるわけではありません。  

佐島で活躍されている漁師の行谷明広(なめがや あきひろ)さんに取材させていただきました。
葉山町一色ご出身で中学卒業後、水産高校で「小型船舶操縦士免許」を取得し、元々憧れていた漁師の道を夢見ていました。高校卒業後はトラック部品会社に6年間勤務しましたが、漁師への思いが捨てきれず、佐島漁港での就労を目指して葉山からの通勤を4年間続けました。
その後、「自分で船を持って魚を獲る」夢を叶えるため、漁業権を得るべく佐島へ移住し、佐島漁業株式会社の所属で組合員として働いています。


~行谷さんの1日をみてみましょう~

2:30    起床、家から海へ移動し船に乗って氷をつめこむ

3:45    出航

4:05    設置

5:55    揚げる

6:00    港へ戻り、魚の選別  

7:00    朝食

8:00~12:00  網のメンテナンス作業


行谷さんをはじめ佐島の漁師にとって、魚を獲る「漁業作業」は全業務の約3割
残る7割は、船や漁具などの点検・修理といったメンテナンスに費やされます。定置網漁業の仕組みは、大きな船に魚を入れて、補助の小型船で網が沈まないように吊るす方式。荒天時に出漁するかどうかは、仲間同士で判断します。荒波や強風、しけといった自然条件に対処しながら命がけで海に向かう毎日です。休みは、佐島市場の定休日である火曜日と土曜日が基本ですが、それでもメンテナンス対応で働くこともあります。
このように、漁師の仕事は海上で魚を捕るだけでなく、安全な航海と漁獲のための道具の整備・管理が圧倒的に比重を占めており日々の判断とチームプレーが欠かせません。

行谷さんは、まず組合員になることで漁業権を獲得し、その後ご自身の船を購入しました。
購入後は、副業として仕事後にさらなる漁へと向かう日々を送っています。
人手不足が深刻な現場で、忙しい毎日を過ごしながらも「自分で獲った魚は自分で売りたい」という強い信念を持ち続けており、その思いは16年間の漁師人生で変わりません。
船に魚を積み上げる瞬間が、最もワクワクとやりがいを感じる時間です。
佐島で味わえる「獲れたその日に捌いたカツオの刺身」はプリプリとした弾力があり、最高に美味しくおすすめだそうです!

そう語る、瞳は真っ直ぐで力強く、そして優しさに溢れていました。
漁師の人手不足を解消すべく、「漁師に興味がある方はぜひご連絡を」とのメッセージもいただきました。

手が凍えるほど冷たい氷水の中に…

赤のシェルックが目印です

マサバとゴマサバの区別が難しい

カラフルなコンテナ

行谷さんの想いと佐島での生活が伝わる、あたたかく力強い取材となりました。
ご協力くださり、本当にありがとうございました。


DATA

湘南漁業協同組合佐島支所

神奈川県横須賀市佐島 3-5-1
TEL:046-856-4114

HP

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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