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相模湾を一望する披露山の大豪邸 / 再生プロジェクト第一期|2階空間の完成
2026.09.03 木

神奈川県逗子市披露山の東側高台。
相模湾を一望するこの場所に、故・石原慎太郎氏が自ら設計し、約40年にわたり大切に住み継いできた歴史ある邸宅があります。
今回、この邸宅が持つ魅力を受け継ぎながら、現代の感性を加えて再生するプロジェクトが始まりました。
すべてを新しくするのではなく、「残すことにこそ意味がある」。
変わるものと、変わらないもの。その二つが穏やかに共存する住まいを目指しています。
大理石が彩る、壮大な吹き抜け

重厚な鉄製の玄関扉を開けると広がる、邸宅を象徴する吹き抜け空間。
贅沢に大理石を用いた大階段と回廊が、訪れる人を迎える印象的な迎賓空間をつくり出しています。
長い年月を経てもなお色褪せない、建築そのものの美しさが感じられます。傷みの見られた絨毯は、上品なモスグリーンへ。
板張り部分には丁寧に塗装を施し、木の質感と艶やかさを蘇らせました。
新しくするだけではなく、そこに刻まれた時間も受け継ぐ。
それが、この再生プロジェクトの大切なテーマです。
受け継ぐことで蘇る、素材の美しさ


第一期工事では、2階部分を中心に再生。
大きな窓からは相模湾を一望でき、晴れた日には富士山を望むこともできます。
また、壁の解体時に現れた古いコンクリートの表情をオーナー様が気に入られたことから、あえて残し、モルタル仕上げとして生かしました。
「直す」のではなく、「守りながら活かす」。
その考えのもと、古い素材の魅力を残しながら、新たな空間へと生まれ変わらせています。
光と素材がつくる、上質な空間


モルタルの無機質な質感に、窓から差し込む自然光が重なり、室内には柔らかな表情が生まれます。
壁面にはロイヤルグレーのクロスを採用。
落ち着いた色調と相模湾の眺望が調和し、静かで心地よいゲストルームに仕上がりました。
美しい相模湾を一望できる空間



すべてを新しくするのではなく、残すべきものを見極め、丁寧に手を入れながら次の時代へつないでいく。
時を重ねた建築だからこそ生まれる美しさに、現代の感性を重ねる。
変わるものと、変わらないもの。
その両方を大切にしながら、この邸宅は新たな時間を刻み始めています。
第一期|2階空間の完成
再生プロジェクトは、次の章へと続きます。















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